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若さしか取り柄がない!

若さしか取り柄がない女子大生による独演会場。

CD派のボヤキ

音楽を買うなら、断然CD派だ。ジャケットや歌詞カードなんかも、作品の一部ではないだろうか?スピッツの「フェイクファー」なんて、あの乳白色のケースが雰囲気を出すのに一役も二役も買っていると思う。そんなわけで、音源だけのダウンロードはどこか味気なく感じてしまう自分がいる。CDを買ってきて、ワクワクしながら慎重にビニールを開け、ステレオの前で歌詞カードを矯めつ眇めつ初聴する高揚感は、やっぱりCDならではだ。

 

私は、CDバブル真っ只中の96年生まれだ。ちなみに96年のシングル売り上げ1位はミスチル名もなき詩」で、230万枚売れたんだとか。アルバム1位はglobeで、こちらはなんと376万枚以上。数字を見ると、つくづくスゴイ時代だ。

 

とはいえ自分が小さい頃は、まだ多少カセットが幅を利かせていた気もする。昔うちにあった車のカーステではカセットが聞けた記憶があるし、実家の押入れを少し探れば、聞き覚えのある曲がテープに録られてたくさん眠っている(昔の曲を簡単に聴ける時代になっても、親があの大量のカセットを処分しないのは、やはり思い出によるのだろうかと思っている)。

 

話は戻るが、そんなCD時代生まれのせいもあるのかないのか、とにかく音楽はCDで買いたいと思う。ジャケットにはアーティストの個性が出ていて、見ていて楽しい。歌詞カードを隅々まで眺めるのもいい。結局スマホで聴くことが多くても、気に入った作品を手に取れる、部屋に並べておける、人に貸せるというのはやっぱりいい。特に人に簡単に貸せるというのは、軽いように見えて結構大きなメリットじゃないだろうか。90年代の音楽シーンが盛り上がっていたのは、CDが貸し借りできることで、共通の話題に上がったり人気が広がったりしたのが理由の一つではないかとひそかに思っている。

 

そうはいっても、最近の時代の趨勢は、CD派にちょっと冷たい。アルバムはともかく、シングルが配信のみになることは結構多い。スピッツ雪風がそうだったし、調べてみるとLUNA SEAミスチルB’zでもあるようだ。かなり最近のところでは、GLAYの今年のシングル「XYZ」もそう。この曲すごく聴きたいのに、今のところCDが出ていない。DLすればいいじゃん、と言われそうなものだが、やっぱり好きなアーティストの曲は手に取りたいのだ。それに、個人的にその場で代金を支払えないのもイヤである。私のようなだらしない人間には、カード払いは不向きなのだ。

 

もちろん、事情は理解しているつもりだ。配信のほうが低コストだし、スマホ全盛の今は、デバイス一つで完結する方がはかどるのだろう。技術が進歩する以上、淘汰されるものが出てくるのは致し方ない。

 

そんな淘汰される側かもしれない人間として、少し考えてみたことがある。CDを売らないのなら、代わりにアプリを販売したらどうだろうか?音源に加えて歌詞やクレジットが見られ、デザインなど含めて、そのアプリ一つで作品の世界観になっているようなイメージだ。これなら、実際のCDを売るより安そうだし、何よりCDのデザイン性がいくらか残せる。むしろ、紙のデザインとはまた違った楽しみ方もできるかもしれない。音源は、itunesなりLINE MUSICなりで聴けるように連携できるとよりいい。ITには全く明るくないので、こういうことが難しいのかもよくわからないが、個人的にはただの音源よりは、多少割高でもこちらを買いたいと思う。それでも、本当はCDで出してほしいと言いたいけれど…。